| (2) 
  | 助動詞として 否定文・疑問文に用いますが、3人称単数現在でも語尾に-sはつけず、またdo〔does、did〕も必要としません。
 
                                
                                  | (a) 
  | 「need not + 原形動詞」:「~するにはおよばない」 この意味ではdo not have toも用いられ、その肯定にはmustが用いられます。
 
 
                                              
                                                |  | He need not (=doesn’t
                                                    have to) do it, if he
                                                    doesn’t want to. (彼はもしそうしたくなければしなくてもよい)
 “Must I come here
                                                  again tomorrow?” “No, you need
                                                not (come).”
 
 
                                                  
                                                    | ( | 「明日またここに来なければなりませんか」「いいえ、それにはおよびません」) |  |  |  
                                
                                  | (b) 
  | 「need not have + 過去分詞」:「~するにはおよばなかったのに(それなのにしてしまった)」 
 
                                                            
                                                              |  | You need
                                                                  not have consulted him
                                                              at all. (きみは彼に相談する必要は全くなかったのに)
 |  |  
                                
                                  | [注] 
   | これに対し本動詞のneedを用いて、did
                                      not need to~の形にすると「必要がなかった(のでしなかった)」の意味になります。 
 
                                        
                                          |  | I need
                                                not have done it. (そんなことをする必要はなかった
                                                ―― でもしてしまった)
 I did
not need to do it.
 (そんなことをする必要はなかった ―― だからしなかった)
 |  |  
                                
                                  | (c) 
  | 「need + 主語 + 動詞・・・?」:「~する必要があるのか」 
 
          
            |  | “Need I go with you?” “Yes, I am afraid you must.” 
 
    “Need I leave so early?” “No, you needn’t.”
      | ( | 「私もお伴する必要がありますか」「ええ、そうしていただかなければならないでしょう」) |  
 
                                                                  
                                                                    | ( | 「そんなに早く出かける必要がありますか」「いいえ、その必要はありませんよ」) |  |  |  
                                
                                  | (d) 
  | 間接話法・時制の一致とneed 助動詞としてのneedには過去形はないので、間接話法およびそれに類した文の主節の動詞が過去形になっていても、needはそのままの形で従節の中で用いられます。
 
 
                                          
                                            |  | He told her that she need
                                                not take the trouble. (=He said to
                                                her, “You need not take
                                            the trouble.”)
 (彼は彼女にそんなに骨を折る必要はないと言った)
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